これで完璧!EMSの通関保留、EMSのステータス必読まとめ

副業の中でも始めやすい「転売」ですが、その中でも海外から商品を輸入して国内で販売する「輸入転売」をやっていると、商品を海外から輸入する際にEMS(国際郵便)で商品を国内に送ってもらうことが非常に多くなります。

EMSは日本郵政の追跡サービスで、商品がどこにあるのか、商品がどういった状態にあるのか、などを確認することが出来ます。

日本への輸入、自宅への配送が何も問題なければ商品の到着を待つだけでいいのですが、ごくたまに「輸入した商品がなかなか届かない」なんてケースがあります。

そんな時追跡サービスを利用して商品を検索してみると・・・「通関保留」「通関手続き中」といったステータスが表示されることがあります。

そんなステータスになった際に、商品がどのような状態にあるのか?いつ頃商品が届くのか?何かすることがあるのか?、についてまとめてみました。輸入をされている方必読です。

目次

1.EMSのステータス総まとめ

それでは実際にEMSのステータスにはどのようなものがあるのか、どうしてそのステータスになっているのかについてご紹介します。

ステータスが理解できると対策を講じる際にも早めに行動できるので、是非覚えておきましょう!

1-1.通関手続き中

国際交換局で、輸出や輸入の手続きが必要な場合に表示されます。

※国際交換局=国際郵便の交換業務を専門に取り扱う「国際郵便交換局」のこと。メインの拠点は「新東京国際空港郵便局」で、他には「川崎東郵便局」、「中部国際郵便局」、「大坂国際郵便局」、「新福岡郵便局」、「那覇中央郵便局」などがある。

このステータスの場合、僕らは基本的に待つことしか出来ません。

通関業務の別拠点に輸送される場合は「保税運送中」なんて形で表示されることがあります。
(僕の経験上、本来到着するはず出なかった拠点に商品が到着すると保税運送中になることが多いです。本当は東京着が一番近いのに大阪に到着してしまった、なんて時です)

「通関手続き中」それぞれの拠点ごと(上記参照)で行われて表示されます。

ですので何かしらの2次検査・3次検査が行われていると直接荷物が来ることは殆ど無く、何かしらの手続き、関税がかかったりする可能性が高いです。

検査には基本的に時間がかかるものと思っていた方がいいでしょう。

 1-2.通関保留中

表示されるステータスで困ってしまうのがこれです。

通関保留中と言うのは、「通関手続き中」で行われた検査で、通関作業(税関による検査)がすぐに終わらなかったことを表しています。

翌日に再検査をするか、書類の提出が必要になるかはケースバイケースです。

この状態になってしまったら、関連施設に早めに問い合わせをすることをおススメします。輸入転売など、物販をやられている場合は可能な限り早く商品を手にして販売したいですからね。

その際の対処法については後述しますので最後までお読みください

 1-3.税関から通知書発送済み

「通関保留中」になり、その荷受人(荷物を受け取る人)に連絡が必要になった場合に表示されます。税関から、返信が必要と記載された簡易書留で商品の受取先住所に書類が届きます。

書類の中身を確認し書類の内容をよく確認し、必要書類の準備・電話等を通じて商品の配達を依頼することが可能です。

返信をしなかったりすると、輸入不許可となり発送国へ返送されてしまいます

また連絡をしたとしても国内への持ち込みが禁止されている製品だと滅却処分されることもあります。返答次第では、条件付きの輸入許可や、内容品没収の上での荷物配達になる事があります。

国内への持ち込みが禁止されている製品

1.麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚せい剤
2.児童ポルノ
3.特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、育成者権を侵害する物品
4.不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号まで又は第10号から第12号までに掲げる行為を組成する物品

2.主な通関保留の原因

手元に商品が届かない場合、その多くが「通関保留」です。それでは通関保留になる原因は何でしょうか?

自分が輸入した商品が次に紹介する場合に該当している場合、対策も変わってきます。

 2-1.必要書類の不足

関税をかける際に必要となる情報が記載された書類が不足している場合です。金額が不明、荷物の中身が不明、のような状態になるとこれを理由に通関保留になります。

 2-2.書状扱いなのに物品が入っており、税関告知書が付いていない

額面上は書類関係なのに実際は物品が入っており関税をかける必要がある、という場合です。

 2-3.薬事法に抵触する恐れのある製品の可能性があるとき

日本の薬事法に抵触する製品(薬品・化粧品・香水類など)の可能性があるときは、それを確認するための書類等の提出が必要になります。

 2-4.ワシントン条約に抵触する品の恐れがある場合

これも薬事法の場合と同一です。動物の剥製等もワシントン条約に抵触する可能性があります。

こちらからワシントン条約に抵触する品や問い合わせ先を確認できます。

 2-5.自分の荷物を海外から国内に送ったなどの、別送品かどうか

少し分かりづらいかもしれませんが、旅行先から国内の自宅に自分の所有物を送る場合などが該当します。

詳しくは税関のHPで確認してみてください。こちらから確認できます

 2-6.食品衛生法に抵触する品の恐れがある場合

薬事法、ワシントン条約の場合と同一です。輸入転売などをやる場合に気を付けなければいけません。

食品衛生法に触れる可能性のあるもの

・食器類
・口に入るもの(子供用おしゃぶり等)

※「口の中に入る可能性のあるもの」と覚えておくと比較的簡単に判断できます。

 2-7.知的財産権に抵触するような、ニセモノ・偽ブランド品の可能性がある場合

偽ブランド品の恐れがある場合、通関保留になります。

偽ブランド品の扱いについては「流布・販売・第三者への譲渡」などが商標法違反、不正競争防止法に抵触します。

業として(=お金稼ぎ目的で)偽ブランド品を国内に持ち込むと法律に抵触しますが、個人使用目的であれば国内に持ち込むことが出来ます。

3.通関保留中の対処方法

通関保留になってしまうと、商品の流れがストップしてしまいます。商品のストップは輸入転売でいえば「お金が入ってこない状態」に繋がります。

輸入転売をやっている人間の視点からすると、そういった事態は可能な限り避けたいところです。

転売目的でなくても商品が届かないのは不安にもなります。

通関保留になってしまった際に、何もせずに待つだけでなく僕らに出来ることが多数あるので紹介したいと思います。

 3-1.通関保留中になった荷物の追跡番号を控え、東京外郵出張所に電話する

正確にいうと、電話する先は

東京外郵出張所通関第1部門(通関担当)

になります。

僕の経験上、多くの商品はこちらの窓口で対応されています(九州・沖縄、関西は違うかもしれません)

通常であれば、荷受商品に問題があって通関保留になると、税関から発行される「通知書番号」が必要になります。つまり、税関からの通知書が到着しない限り僕らは対応のしようがないわけです。

しかし、こちらの窓口に連絡をするとEMSの追跡番号だけで対応をしてくれます。

その他、問い合わせ先はこちらを確認してください

 3-2.通関保留になっている理由を確認する

前述のようにEMS追跡番号だけで通関保留となってしまった荷受品の対応をしてくれます。そこで通関保留になってしまった理由を確認しましょう。

先ほど紹介した通関保留になる原因のうち、どれが原因で通関保留になってしまっているのかを確認しましょう。

また、原因ごとにどんな書類を準備する必要があるのかも、問い合わせをすれば教えてもらうことができます。

 3-3.通知書番号を教えてもらい、対応をする

東京外郵出張所通関第1部門(通関担当)では、EMS番号のみで対応を受けることができますが、必要書類の提出の際は税関からの通知書番号が必要になります。

これは聞けば教えてくれるので確認しておきましょう。

 3-4.必要書類の準備や送付を行い完了

通関保留になった原因を解決するための書類を準備します。FAXでの送付でも対応をすることが出来ます(ケースによっては出来ない事もある)

これにて通関保留が解除されます。

僕は当日中に電話→書類の準備、で商品を発送してもらうことが出来ました

是非参考にしてみてください。

4.通関保留に関して

通関保留になる原因の多くが「日本国内への持ち込みが禁止されているもの、その恐れがあるものを輸入した」ことによるものです。

個人で言うと「偽物を輸入する」「薬事法・食品衛生法に触れるものを輸入する」パターンが多いでしょう。

意図したものであっても、そうでなくても国としてはそういった物品は規制の対象になるので自然と通関保留に繋がります。

そのような物品を海外から輸入する場合に、どういった姿勢で行なうのが良いのかご紹介します。

 4-1.偽物(商標法に触れる物品)について

通関保留の原因の一つである知的財産権関係

ですが、個人目的での使用であれば法解釈としては輸入することが可能です。

偽ブランド品を国内に持ち込む場合に適用されるのが特許権や商標権、それを販売・流布・流通する目的だと不正競争防止法になります。

不正競争防止法は、市場における競争の公正を妨げる行為を禁止する目的で定められています。

つまり「偽物を国内に持ち込むことで、正規品よりも安い価格で販売されることが予想されるから不正競争防止法に触れる」といった解釈です。

これは裏を返せば「競争の公正を妨げなければ抵触しない」ことになります。つまり「販売・流布・第三者への譲渡ではない」のであれば問題がありません。

そうなると、個人使用目的で偽ブランド品を国内に持ち込む場合に問題となるのが「商標法」「特許法」です。

この2つの法律は産業立法(日本の産業を発展させるために作られた法律)で、この法律が適用される要件の一つに「業として」があります。

業として=事業として、という意味で個人的または家庭的な場合は除くと解釈されています。これは産業に直接関係のない個人・家庭の領域に法律が関与するのは妥当ではない、という考えに基づいています。

4-1-1.個人目的であれば偽ブランド品も原則輸入できる

以上のことから、個人使用目的であれば偽ブランド品であっても輸入することが可能になります。

誰かにそれを渡したり使った後に中古として売ってしまうと法律に触れますが、使用後に廃棄するなどして個人使用の範囲に収めれば問題はありません。

4-1-2.個人目的の判断基準

個人目的であるかどうかは「どこまでが業として、になるのか」の判断になります。

輸入しようとする偽ブランド品の個数が1個、2個でもそれが売買目的であれば「業として」に該当しますし、10個、20個でもそれが個人使用目的であれば「業として」には該当しません。

その判断基準は税関がしますが、税関が「業としてに該当する」と判断すればそれに関する書類が自宅に届くことになります。

個人使用の目的でなければ正々堂々書類を提出すればいいですし、後ろめたい気持ちがあるのであれば潔く滅却処分をしてもらいましょう。

 4-2.食品衛生法、薬事法に触れる恐れのある物品

輸入転売をする場合など、食品衛生法や薬事法に触れる恐れのある物品は「利益が出やすい」傾向にあります。

ついついその利益に目がくらんで下調べをせずに輸入してしまう方が多いです。しかし、結果として税関に止められ滅却処分されることも非常に多いです。

悪質でなければ何らペナルティをもらうことはありませんが、購入したお金は全て無駄になってしまいます。

そういった場面に出くわさないために気を付けることがありますので確認しておきましょう。

4-2-1.JETROに確認する

日本貿易振興機構(JETRO)という機構があります。これは輸入を通し日本国内の経済の発展を目指す機構で、個人でも問い合わせをすることが可能です。

電話での問い合わせや、JETROに寄せられた問い合わせの多い事案の紹介してくれていますので実際に物品の購入・輸入をする前に一度確認をしてみましょう。

JETROの問い合わせページはこちら

4-2-2.チェックツール等の利用

〇薬事法について

薬事法であれば、無料で活用できるチェックツールがあるのでそちらを活用してみてください。

無料で利用可能なチェックツール(一般社団法人薬事法規マーケティング協会提供)を確認する

こちらのツールは利用前のメールアドレス登録が必要ですが、利用回数制限がありません。

実際の利用方法ですが

「輸入しようとしている商品の広告表現」

「輸入しようとしている商品の原材料」

から逆引きで薬事法に触れるかを確認できるので、輸入しようとしている商品の実際の販売ページ等の表現を使って確認しましょう。

〇食品衛生法について

食品衛生法に触れるかどうかの確認は公益社団法人のHPJETROへの相談最も確実な方法です。

公益社団法人への相談も確実な方法といえますが個人で業として輸入をする場合は、多少手間がかかります。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。EMSのステータスや通関保留の原因、対策についてお判りいただけたかと思います。

通関保留になってしまったとき、殆どの場合が税関で問題が発見された場合です。

意図せずに通関保留になってしまうことも勿論ありますが、何よりも大事なのは事前に通関保留にならないような対策を取り、かつ通関保留になってしまった際に早急な対応をすることです。

売買目的・個人使用目的問わず、お金を出して購入した物品が手元に届かないのは不安になります。

そういった不安に陥らないようにしっかりとした知識をもって輸入をしましょうね。

1 個のコメント

  • 初めまして。今、中国から商品をご購入して今回初めて通関手続き中が2回出てかなり焦っています。どうしたら良いのか分からず色々検索したらここに辿り着きました。輸入したのが化粧品で、EMS発送です。ただ化粧品なので通常のEMSよりも高めの発送方法とのことでセラーさんから発送して貰ったのですが2回も通関手続中となってるので無事に届くのか…破棄されてしまうのかとても不安です。また税関もいくら支払わなければならないのか…。税関を支払えば発送して貰えるのでしょうか?

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